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横浜(神奈川)のボーカルスクールの【ボイストレーニングブログ】

横浜(神奈川)ボーカルスクール【横浜歌の学校】-ボイストレーニングブログ

ボイストレーニング日記Vol.18「レコーディング初心者へのボーカルディレクション」

初めてレコーディングします!と言ったときにボーカルが陥りがちな事があります。

 

それは上手く歌おうとしすぎる事です。

以前、上手く歌おうとしないで!という内容でボイストレーニング日記を、書きましたが、

yuuichivoice.hatenablog.com

 

今回は初心者のレコーディングという観点からお伝え致します。

 

レコーディングで初めて歌う場合、この様な事を訴えかけられる事がありました。

それは、

・マイクの前に立つと、何だか歌いづらい。

・緊張する

・いつものように歌えない

 

その要因として、本人が感じている事を聞いて見ると

・ヘッドホンからの自分の声に戸惑う

・余計な音を入れてはいけない感じがする

・エンジニアさんやディレクター、プロデューサーなど他の人が聞いてるから上手く歌わないといけない感じがする

この様な事を感じているようです。

 

23才シンガーソングライター志望の女の子の例

いつもは元気なこの女の子も、レコーディングになると元気がありません。歌声からはとにかく不安が伝わってくる状態。

 

慣れないものは恐怖でしかない

レコーディングに慣れていない間は、それ自体怖いもので、頑張ろうとすれぼするほど空回りし、上手くいかないものです。

 

ディレクターは細かい指示はNG!

そんな状態で、更にディレクターや、録っている側が細かく指示を出すと、それに応えようと必死になり、どんどんテンションが下がってしまいます。今回の23才女の子の例はまさにそれでした。ディレクターも焦ってどんどん細かい指示になってしまっていました。

 

まずはやっていい事を増やしてあげる

上記の様な例は、一言で言うと「萎縮」です。

 

初めてのことだから何もわからず、ヘマをやらかしてはいけない。でも何をしてよくて、何をしたらダメなのかわからない。

だから萎縮してしまうのです。

 

こんな時はエンジニアの人に、予めリラックスさせたい事を伝えた上で、レコーディング関係なく思いっきり歌わせます。例えばマイクの前で手を叩かせたりして、レコーディング関係なく自由に歌わせます。本人がノッテきた所でレコーディング再開です。

 

タブー は笑いながら注意

本人がノッテ歌ってくれている時、例えば動き過ぎてしまいマイクから離れてしまう様なタブーがあっても、途中でとめずワンコーラス歌わせて、「いいの録れたよ!ただマイクから離れてるとこがあって勿体無いからなおそう」と、伝えます。

離れすぎて、面白いくらい変な録り音だった場合は、それを一緒に聞いてアーティストと共に笑っちゃってもいいです。

 

今回の23才女の子の場合は、ノリ過ぎて顎がマイクに当たってしまったので、「マイク弁償クラスのアゴの当たる音が、いい感じで録れたから聞いてみよう」と言ってみんなで笑いました。

 

 

レコーディングはいい音を録る事が大切、その為には雰囲気作りが大切

みんなでいい音を録る為に集まっている。だから失敗してもいいから、みんなでいい音を録れるように試行錯誤しよう!コミュニケーションを取ろう!この様な意識がとても大切です。

 

エンジニアも空気を作る時代

ソニーミュージックのディレクターでレベッカ等を担当されていた方とラジオ番組をやっているのですが、そのラジオで「海外では、スタジオ内の空気作りから考えるミュージシャンが多い。」とのお話を伺いました。

 

僕も信頼しているレコーディングエンジニアがいますが、皆さん空気作りが上手いです。

 

初心者ボーカルへのディレクションは、まずその空気作りから教えてあげる事で、萎縮をなくし、その人らしさがレコーディングに出るようになると思います。

執筆者

d.hatena.ne.jp

▷ ボイストレーナーMr.Voice(古川雄一)のボイストレー二ングオウンドメディア