ボイストレーニングブログ

ボイストレーニングを行っていると色々な質問を頂きます。一つ一つに真摯に向き合ってきた内容を記載しています。

ボイストレーニング日記Vol.20「声変わり・変声期」

ボイストレーニング日記も第20回を迎えました。

プチ記念として、今回は「声変わり・変声期」に関してお伝えしたいと思います。

 

 ん?声が変だぞ

あれ?最近声がおかしいぞ。
あれ?あいつ夏休みが終わったら声が低くなってるぞ!
こういう経験ありませんでしたか?

みんな一度は経験する「声変わり・変声期」

声変わりは男の子だけ、思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、変声期は男女問わず経験することです。

時期はいつ?

男子は小学校6年生から中学校1年生の間に多く、女子はそれよりも一年くらい早くに来ると言われています。また季節も関係しているようで、比較的暖かくなってくる、5月から9月頃が多くなるという文献もあります。

 

症状は?

声がカサカサする、喉がいがらっぽい、うまく声が出ない感じがする、咳払いをしたくなる。このような自覚症状を訴える子もいれば、何も自覚症状がない子もいます。

 

終わったらどうなるの?

男性は1オクターブ程下がった声になり、女性の場合は少し声が太くなり、子供の時のような音色がなくなって落ち着いてくる事が多いように思います。

 

気をつけることは?

まずは喉を清潔に保つために、うがいが大切です。

そして新しい声を受け入れること無理や急のつく使い方をしないことです。

私の生徒で子役として活躍している男の子がいましたが、ある日突然、昨日まで出ていた声が出なくなり、本人は無理に声を出そうとしていました。

 

私はまずは耳鼻科を受診することを伝えました。そしてドクターから、異常ではない、変声期だよ教えてもらってから、普通に話すことは大丈夫、但し「うがいをすること」「自分の新しい声を受け入れること」「急に声を出したり、無理に声を出さないこと」「発声練習は決して無理をしてはいけないこと」を伝えました。

 

声変わり・変声期中の子どもたちのボイストレーニングの現場で意識している事

大切な時期なので無理をさせないことです。

そして、今までがんばってきた子程、新しい声を受け入れられないことがあるので、私は「新しい声と仲良くなろう」と伝えてきました。

自分の新しい個声を受け入れより良い表現に導くことを意識しています。

ボイストレーナー側が、声を否定したり、出ないことを指摘して起こったりするのは、後々コンプレックスになる恐れもあるので、タブーです。

 

周りも受け止めてあげよう

お子様は、ご両親や先生、お友達の影響を強く受けます。声変わり・変声期のときは、周りも「新しい声こんにちは」くらいの気持ちで、接してあげることで、お子様ご本人も安心するでしょう。

 

最後に

声変わりの過程を捉えた音源がありましたのでリンクを貼ります。

www.youtube.com

 

執筆者

▷自分の「個声」を見つけるボーカルスクール